なぜ形成外科・・・?

こんにちは。こずえクリニック院長の服部です。

前回の投稿からもう10日も経ってしまいました😅ブログ書くって大変ですね。

毎日記事をupされている方、本当に尊敬します。

私はのんびりマイペースに、投稿していこうと思います。

                                   

今日はどうでもいいお話かもしれませんが、「なぜ形成外科を選んだのか」と、この前スタッフに聞かれまして。

形成外科って、いまだにやはりマイナーですよね、悲しいですが・・・。

私が医学部に入学したのは1996年なのですが、私も入学当時は「形成外科」という科の存在を知りませんでした。

「小児科がいいかな?循環器科もいいかも。脳外科も気になるけど大変そう・・・」などと、将来の専門に関してはぼんやーり考えていました。

私の母校の大学には、当時独立した科としての「形成外科」はまだなく、整形外科の中で「形成外科診療班」という形で細々と(スミマセン・・・)診療されていました。

大学4年生のある日、整形外科の講義の時間に、形成外科診療班の先生の講義が1コマだけあり、そのとき初めて「形成外科とはどんなことをやっている科なのか?」ということを知りました。

衝撃的でした。

たった1コマの講義のこと、そのときの衝撃を今でも覚えています。

熱傷後の植皮、顔面骨骨折の手術、舌癌の再建手術、切断指の再接着、口唇裂・口蓋裂の手術、褥瘡(床ずれ)の皮弁形成、傷跡のZ形成術・W形成術・・・

そういった治療方法の話を聞き、写真を見て、こんなにすごいことをやる分野があるのかと、稲妻に打たれたような感覚でした(世の中であまり知られていないのが残念です)。

講義が終わった瞬間に「この科だ。私がやりたいのはこういうことだ。」と心に決め、そこから迷うことなく形成外科の道を選んだのです。

講義もテストもないのに、一人で形成外科の教科書を読んでワクワクしているような学生でした😁

                                    

全身麻酔が必要な大きな手術をすることは、開業した今ではもうありませんが、

それでもやっぱり手術は好きで、皮膚腫瘍を取るのにも、ケガの傷を縫合するときにも、眼瞼下垂などの手術も、いろいろな形成外科的「技」を駆使して良い結果を目指しています。

形成外科が、皆様にとってもっともっと身近な診療科になれたら嬉しいです。

意外と守備範囲が広いので、「これって何科?」と思う症状がありましたら、どうぞ一度ご相談ください。

2015年に参加したOperation Smileという医療ボランティアで他国の形成外科医たちと一緒に