トレチノイン療法(肌再生プログラム)
こんにちは。こずえクリニック院長の服部です。
2週間ほど前から「トレチノイン療法」やっています(私が)。
「トレチノイン療法」、ご存じですか?
トレチノイン(レチノイン酸)はビタミンA誘導体の一種で、
角質剥離/表皮ターンオーバー促進/メラノサイト増殖抑制/コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸生成促進/皮脂腺機能抑制
などの作用を持つ薬剤です。
この薬剤を用いたトレチノイン療法は、
表皮のしみ・くすみ/小じわ/にきび/肌の色むら/肌のハリ/毛穴/肌の水分保持機能
などの改善効果が期待できます。
「え?そんなにいろんな効果が?」
そうなんです。すごいんです。トレチノイン療法が「皮膚再生プログラム」と言われる所以です。
私が初めて自分でトレチノイン療法をやってみたのは今から13年前になりますが、
当時私はいわゆる大人ニキビとニキビ跡に悩んでおりました。
まだアダパレン(ディフェリンゲル)も世に出回っていない頃です。
その頃はトレチノイン療法といえば『オバジニューダームシステム』が有名で、
「ニキビにもニキビ跡にも効果があるし、つるんとタマゴ肌になる」と先輩形成外科医から話を聞き、半信半疑でやってみたのです。
結果は、大満足!肌ってこんなに変われるのか?というくらい変わって、
ノーファンデーションで外出できるまでになりました。
会う人会う人に「肌がきれいになった」と言われ、とても嬉しかったのを覚えています。
本当に素晴らしい治療だと惚れ込み、その後、シミなどに悩む患者様にもお勧めしまくって、たくさんの患者様と一緒に治療に取り組みました。
『オバジニューダームシステム』はその後『ゼオスキンヘルス』にリニューアルされて、
美容に興味がある方の中にはもしかしたら「ゼオスキンヘルスって聞いたことある」という方もいらっしゃるかもしれません。
で、当院のトレチノイン療法、ゼオスキンなのかと言いますと、そうではなく・・・😅
当院では『リッシュブラン』というトレチノイン療法を導入しております。
ゼオスキンの前身であるオバジニューダームにとことん惚れ込んでいた私が、なぜゼオスキンではなく『リッシュブラン』を選んだのか・・・
その1.『リッシュブラン』は日本人の肌向けに開発された国産トレチノイン療法である
トレチノイン療法中はトレチノインに対する肌の反応として赤みや乾燥感、皮むけなどが一時的に生じるのですが、日本人向けに開発されているだけあって、その反応が軽い。お仕事しながらでも使いやすいです。
その2.シンプルな製品ライン
オバジニューダームの頃は非常にシンプルな製品ラインで患者様にもお勧めしやすかったのですが、ゼオスキンにリニューアルされ複雑になってしまいました・・・。『リッシュブラン』はシンプルで非常にわかりやすい=使いやすいです。
その3.コストパフォーマンスが良い
むしろ一番の理由はこれかも😅大きな声では言えませんが・・・
「ゼオスキン高くないですか・・・?」
「トレチノイン療法気になるけど、金額が・・・なかなか手が出せない・・・」という方も多いのではないでしょうか?
ゼオスキンのセラピューティックプログラムの製品一揃いそろえると80,000円前後すると思いますが、リッシュブランは約2ヶ月分一揃いで33,500~38,500円(税抜き)です。なんとコスパがいいのでしょう!
トレチノイン療法はとても良い治療法ですので、多くの方にその良さを実感していただきたい。そのためにはやはり価格も重要です。
というわけで、当院では『リッシュブラン』によるトレチノイン療法=皮膚再生プログラムを選びました。
一度使ってみると分かりますが、本当に肌が「再生」する感覚です。
私は使い始めて2週間経って、まだ軽い赤みがありますが、毛穴の引き締まりや肌のハリを感じ始めています。この先が楽しみです。
『リッシュブラン』は、しみ・くすみが薄くなるだけでなく、肌にハリと潤いが出て、透明感のある素肌になれます。
ただし、使い始めにはトレチノインに対する反応(赤み・皮むけ・乾燥感など)が出ますし、
正しいスキンケアができていないとトラブルを生じる可能性もありますので、
きちんと通院し「医師と一緒に治療に取り組む」ということが可能な方へ、ご案内いたします。
診察なしの製品の販売はいたしませんので、ご了承ください。
※追記
2022年1月より、当院でのトレチノイン療法は『ブライセルSRP』で行っております。
詳しくはこちらhttps://kozue.clinic/blog/archives/308/をご覧下さい。