トレチノイン療法後のスキンケア
こんにちは。こずえクリニック院長の服部です。
ようやく気温も下がり、過ごしやすい気候になってきましたね。
6月中旬からスタートしました私のリッシュブラン(トレチノイン療法)も、3ヶ月経過し1クール終了しました。
私はこれまでも何度かトレチノイン療法を自分でやっていますが、
今回は本当に辛いことは何もなく、ただただ肌がきれいになってくれる3ヶ月でした。
先日スタッフにメソナJを施術してもらったのですが、
『先生、お肌つるつるですね♡』と言ってもらえました。
もちろん、心優しいスタッフが「年齢の割に・・・」という前置きを省略してくれたのは承知ですが、やっぱりお肌を褒められると嬉しいですね。
リッシュブランは1セット2~3ヶ月の使用を1クールとして、年に1~2クールの使用がお勧めです。
トレチノインをダラダラと使い続けると耐性が出てきてしまいますので、
1クールしっかり使ったら、きちんと休薬期間を設けるのが良いと私は思います。
とは言え、リッシュブランの使用も終盤にさしかかると、多くの患者様がこうおっしゃるのです。
『先生、リッシュブランをやめるの不安なんですが・・・。』
お気持ち、よーく分かりますよ。
これまで皆さん朝晩化粧水に乳液に美容クリームと、毎日毎日、何年も塗ってきたのに、シミが薄くなることも小ジワが消えることもハリを感じることもなかったわけです。
それがリッシュブランを使ってほんの1~2ヶ月でハリが出てくすみが消えてシミも薄くなって・・・。
「今まで使っていたモノは一体何だったんだろう?」
「今まで使っていた基礎化粧品に戻ったら、肌も元に戻ってしまうのでは・・・?」
と、お思いになるようです。
そんな方にお勧めできるのは、やっぱり細胞の活性化に関係するビタミンA(レチノールなど)が含まれる基礎化粧品。
トレチノインもビタミンAの一種なのですが、生理活性作用が非常に強いので化粧品には使われず、あくまでも医薬品。
一方レチノールなどは体内でトレチノインに変換されて効果を発揮します。ダイレクトに作用するトレチノインに比較すれば生理活性は弱いものの、エイジングケアには欠かせない成分だと思います。
当院で取り扱っている『ブライセル』シリーズのインプレAクリームはリノール酸レチノール、レチノイン酸トコフェリルという2種類のビタミンAを含んでいますし、
『ビューティフルスキン』シリーズのスノーリフティークリームにもパルミチン酸レチノールが含まれています。
リッシュブラン後にはブライセルシリーズが特にお勧めですが、
日々のエイジングケアとしても、どちらのシリーズもオススメです。
30代以上の皆さま、お使いの基礎化粧品にビタミンAは含まれておりますか?
そして最後に、何を使うかも重要ですが、どう使うかがもっと重要。
え?またそれですか?
とお思いになるかもしれませんが・・・はい、その通り、『正しいスキンケア』ですよ。
日々のスキンケアでシミの元を作ってしまいませんように・・・。
よろしくお願いいたします。